「言い訳しないの!」
〜子供の話を最後まで聞けなかった〜
子どもが何か失敗した時、
「でもね…」
「だってね…」
と話し始めた時、
「言い訳しないの!」
「まずごめんなさいでしょ!」
と言いたくなることはないでしょうか。
でも後になって、
胸が痛くなる。
“あんな言い方しなければよかった”
“ちゃんと話を聞いてあげればよかったかもしれない”
そう思うことがある。
なぜ、
子どもの話に耳を傾けられなかったのだろう。
もしかしたら、そこにはお母さん自身の子どもの頃の痛みがあるのかもしれません。
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自分自身も話を聞いてもらえなかった
子どもの頃、
お母さんに怒られた。
「なんでこんなことしたの?!」と。
だから、説明しようと思った。
「こうでね、あぁでね」
そう話そうとした。
でも途中で、
「言い訳しないの!」と言われた。
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「自分の気持ちを言ってはいけない」
その時、
こう思ったかもしれない。
“自分の気持ちを言うことは
言い訳になるのかもしれない”
“何か言いたいことがあっても、
言ったらもっと怒られるのかもしれない“
“だから、どんな事情があっても
言わない方がいいのかもしれない”
…自分を守るために、そう思った。
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飲み込むことが当たり前になった
そんなふうにして、
自分の気持ちの背景にあることや、
本当は何があったのかを、
言えなくなってしまったのかもしれない。
そして大人になって、
仕事でも、
人間関係でも、
自分の気持ちを飲み込むことが当たり前になったのかもしれない。
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子供の言葉を止めたくなる理由
だとしたら、
子どもが
「でもね」「あぁでね」
と話し始めた時、
止めたくなるのも当然なんだ。
だって、自分の中でずっと
「ダメ」
だと思ってきたことだから。
自分が許されなかったことを、
子どもがやろうとしたら、
ダメと言いたくなるのは自然なことだと思う。
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本当はもっと話を聞きたかった
でも、
あなたは気がついたよね。
怒りすぎたかもしれない。
感情的になってしまったかもしれない。
もっと話を聞いてあげたかったって。
心のどこかで思ったはず。
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怒りの奥にあるもの
だから、
自分を責めるより、
「なぜあんなふうに言ってしまったんだろう」
って、
自分の気持ちに耳を傾けてあげたい。
母親になると、
子どもの些細な一言に
ものすごく感情が動くことがある。
自分でも理由がわからない。
でも、
言葉にならない嫌な感情が押し寄せて
子どもにぶつけてしまうことがある。
そこにはきっと、
わかってもらえなかった記憶や、
言えなかった苦しい気持ちが溜まっている。
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あなたが話したかったのは
あなたが話したかったのは、
言い訳じゃなかったんじゃないかな。
お母さんに言い訳をしたかったんじゃなくて、
自分がどう思ったのか。
なぜそうしたのか。
ただ伝えたかっただけなんじゃないかな。
でも、
伝わらなかった。
最後まで聞いてもらえなかった。
悲しかったよね。
「言い訳しないの」
って言われて嫌だったよね。
わかってもらえないんだって。
寂しかったよね。
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だから大丈夫
その気持ちを、
ずっと抱えてきたんだと思う。
だから、
子どもにも少し厳しくなってしまったのかもしれない。
でも大丈夫。
痛みに気づけたら、
そこから少しずつ減らしていけるから。
子どもに怒りすぎる自分を、
そんなに嫌わないで。
怒りたくて怒っているわけじゃないことを、
本当は自分が一番知っているから。

